2004年第7次緑の協力掛川隊

7月28日(水)

交通機関
宿泊地
スケジュール
搭乗機種
28日(水)
恩格貝
恩格貝
なし
恩格貝賓館
終日「掛川の森」植林

    恩格貝・朝の散歩

朝日を見に行こうといつも通りに散歩に出かける。
賓館を出て左、東側に行くが、残念ながら日が昇ってしまった。
井戸のある農家は、この4年の間に放棄されていて建物もなくなっていた。
家畜の水飲み場も壊れている。
井戸は蓋がしてあるが、覗いて見ると下の方に水が見える、井戸は健在だった。


家畜の水のみ場と井戸

何処かに移ったのか、他所で働き、農業はやめたのかもしれない。
少し歩いてみると、工場らしきものが有ったが何を作っているかは不明。
賓館に戻り、前庭に回り遠山正瑛先生の銅像を見て部屋に戻る。


沙漠のかなた森の先端を見つめる遠山正瑛先生


賓館前のポプラ、木肌が違う2種類がある、白く滑らかなのが新疆ポプラ


賓館前の並木、右側にポプラ、左側はアカマツ、正面突き当りが旧賓館


散歩の途中で見つけた沙漠緑化の中国側基地の標識

 今回は、苗場から苗の掘り取りから始める。
現地スタッフにより挿し木から育てられた苗木が背の低い林になっている。
既にある程度の数は確保してあるので、一人数本ずつ林に入り苗を掘り取る。
やはり木肌の美しい真っ直ぐな木が苗木としては良いものだ。
 苗木をトラックに積み込み、掛川の森に向かう。
数次に亘り植えられた森は苗木が若木になり根付いているが思ったほど大きくはなかった。
まず枯れたしまった苗木の替わりを補植してゆく。



2000年の植栽地に補植した。

既に現地スタッフにより補植する場所に水が播かれている。
また、数日前に雨が降ったとのことで砂が水分を含んでいる。
砂にスコップを入れてみると入りやすく掘った穴に砂が崩れこんでくる事が少ない。
 植え方は、砂に90センチほど掘り込み、苗木を立て、砂を戻し足で固める。
苗木を揺すって落ち着かせ、さらに地表近くまで砂を入れ、固める。
最後に苗の周りに水鉢の土手を作る。
水鉢の一部を高みに向けて、水を受けやすくし開けて終りとなる。
水遣りは、植え終わったあとにまとめてする。
また新しい場所にはアースドリルで穴を開け苗木を植え込む作業を行なう。
暫らくアースドリルのメンバーとして穴掘り植え込みをする。
やはり手掘りが自分に合ってので、手掘りに戻る。
 昼食は、日本から持ち込んだレトルトカレーとご飯でカレーライスだ。
それにスープとゆで卵が付く。


昼食 カレーライスと卵

昼食後が木陰で休憩、昼寝の時間です。
横になり、一眠りすると元気を取り戻す。
 起きて周囲を散歩する、協会主催の数次隊の仲間が植えたポプラが根付いている。


やまなし甲府第5次隊 2002年7月


第111次緑の協力隊 2002年7月


第114隊の森 2002年9月

休憩の場所に戻り2000年に植えた木を、数人で探す。
すると誰かの大きな声があがる、あったよ大石さんの植えた木があるよ。
感激の御対面、根元が砂に埋もれ、捲き付けたプレートが千切れかかっている。


千切れかかったプレート、確かに名前が読める。

沙漠に植えた幼木が健気に育っているのを見るとまた確認に来なければの意を強く感じた。


植栽後7,8年生のポプラ、後数年経つと掛川の森もこうなる。

    タイムスケジュール
終日植樹

7月27日(火) Top 7月29日(木)

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