第4次緑の協力掛川隊訪中記 |
July 17(Mon.) |
包頭・ロータリー・天馬像 |
17日(月) | 賓館 |
専用バスにてクブチ砂漠・恩格貝へ、(約2時間) 着後、砂漠ウォッチング・講義 |
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ロータリーを一回りして、散歩して、写真を撮って来る、詳細は、別項を参照して下さい。 E-メールは、フロントに尋いても、ガイドに聞いても解らない。 ここのウェイトレスの制服は、朝、昨夜のものと違っている。 顔も中国系、モンゴル系とあり日本人そっくりさんが居る。 街角に緑が以外と多く、落ち着いた雰囲気の街の印象になった。
市の中心部を抜け、川を渡って郊外に出て西に走る。 街の中心部は区画整理が終わり、道路も舗装(一部未舗装も有るが)され、走り易く、交通量もそれ程ない。 郊外に出ると未舗装道路となる、包頭は、工業都市という印象だが、ここまで来ると畑が続く。 同乗した現地ガイドは、若く見習いと言った感じで、 びっしりと書き込まれた原稿を見ながらの解説となる。 内容は、正確で、時々の質問につっかえながらも真面目に答えている。 次に来たときは、原稿無しで解説できるだろう。
恩格貝へのルートは、前回98年とは違って、黄河の北を西に行き、昭君墓の手前に架かる浮き橋を渡る。
この辺りは、緑が多いが、木の間から大きな丘が透かして見える。
左右に見られた墳墓も減少した、後で聞いたら道路拡張で取られてしまったとのことです。
ダムによる貯水池を渡るが、水が少ないようだ、前回と違い左、東側に行く。 一部、水があり、ポプラが植えられている。大きな池に出る、地元の男性達が泳いでいる。 池の左側を伝って行くと足元には、小石や粘土や土器の破片が散らばっている。 やがて沙漠に入る。 砂丘を幾つか超え、大きな砂山に登ると北側に恩格貝賓館・建設途中の新館がポプラの林に浮かんでいる。 現地スタッフ、安田さんの話によれば、この辺りは昔、森であり、人が住んでいた。 大雨が降って地表の砂が流れると大昔の地層・粘土が現れ、 人の住んでいた痕跡・土器の破片、貨幣が現れる、とのことです。 少しの時間歩き回り、砂の感触、熱さ、を感じて戻る。 前回に懲りて一眼レフカメラは、持ち出さず、日常生活防水のコンパクトカメラを使用する。
変わった所は、道路が出来、定期バスが走っている。 このため前回の記念植樹は、削られてなくなってしまった。 賓館の設備は、変わらず、シャワーが6時から30分。 どうも、メンテナンスの思想はないようだ。 また、賓館は、現在の建物の北東に新館を建設中。 新館の前、南側に広場が出来、遠山先生の銅像が出来た。 ここからのE-メールは、出来ない。 只、ここからの通信手段としてのインターネット、E-メールは、将来有望。 電話回線はあり、近くに通信基地が存在する。 と、言うことで手紙を出す、売店の係りは、孟さんという女性。 売店には、記念のTシャツや、記念切手、カバーや、飲み物もなどがある。 記念切手を貼り、記念印の押したはがきを購入、日本に郵便を出す。 料金は、航空便で5元、1週間後に、帰国してから届いた。 これは、敦煌辺りからの方が早いかも。 夕食は、前回より日本人好みに改善され、口に合うようになる。
一つ、図書館を作ろうとして、本を持参したが余り喜んで貰えなかった。 この事は、メンバーと先生とで論争になったが、安田さんのとりなしで、事無きを得た。 翌々朝、この事で先生と話した、真意はこういうことだった。 「皆さん同じ思いで本を持参してくれる。 有り難いことだと思う。 こういう本が部屋いっぱいある。 しかし、現地では本を読むという余裕はない、食べることで精いっぱいだ。 これを貰っても有り難いと感じない。 余ったものを日本人は、処分するため持ってきたと思ってしまう。 東南アジアに産業廃棄物を輸出したのと同じに感じてしまう、悲しいことだ。」 私としては、言外に「本を読める余裕が出来るまで保管しておく。」と、感じました。
二つ目、先生曰く、「私のとこは、沙漠緑化実践協会です。実践することが大事です。
今年も期待し、三脚をザックに入れ、星図を持参しました。 今年は、前日16日に皆既月食がありこれも撮影出来れば、 と思ってましたが、これは、時間と天候に恵まれず駄目。 従って、星空に期待をかけて行きましたが、結果的にこれも失敗に終わりました。 月が明るすぎ、天候も曇り空で、星は、全く確認できませんでした。 これは、敦煌まで持ち越しです。早めに就寝。カラオケに出かけたメンバーもいたようです、が。
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7月16日(日) | Top Pageに戻る | 7月18日(火) |
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***** 写真撮影とこのホームページの制作者 -大石幸雄- Oishi Yukio *****