第7次緑の協力掛川隊

九寨溝/Report

今回のコースは、まず中心部の若日朗瀑布に行きました。
次が、西南にある日則溝に入り湖面の穏やかな鏡海をみました。
ついで箭竹海まで南下し、パンダ海、五花海、珍樹灘、珍樹瀑布を見て若日朗に戻ります。
若日朗旅遊服務中心(観光客センター)で昼食、買い物、休憩をします。
これらのポイントの移動はバスで、観光してまたバスに乗り移動する繰り返しです。
昼食後は、則査窪溝で、最奥の長海までバスで移動、展望台から引き返します。
最も水色が美しいといわれる五彩池を巡ります。
その後、季節海に出て観光後、バスで樹正溝の老虎海まで移動します。
樹正瀑布、樹正群海、火花海、盆景灘と見てから出口です。

九寨溝入口

九寨溝の入口です。渓谷の北の端にあります。
左側にチケット売り場、土産物店があります。
正面に九寨溝と大きな看板があります。
その下の屋根があるところがチケット切りの場所です。
正面は広い広場になっていてイベントなどが行なわれます。
当日は土曜日で、翌日の日曜日のイベントの準備が行なわれていました。
正面ゲートを入ると左側が歩道、右側がバスの発着場になっています。
入口からは想像も出来ない奥深い世界が広がります。
世界遺産登録標識

入口広場右手前に大きな標識があります。
上から世界遺産登録、生物保護区、国家重点風景名勝区の表示があります。
時間的には、帰りに撮影していますから午後です。
この標識の前の歩道を右(西)に15分ほど行くと駐車場になります。
歩いて行く左側には、清冽な川が流れ、右側は道路です。
駐車場には外からきたバスが置かれていて狭いところに詰め込まれています。
若日朗瀑布解説

九寨溝の中心部にある、高さが一番高い滝です。
最初に行ったスポットでいきなりの滝に驚かされました。
道路の右側に滝、展望台が道路の右側にあり、高みから滝が見れます。
道路反対側の展望台まで滝のしぶきが飛んできます。
一旦下に下り、道路を渡って滝の入口に写真の標識があります。
解説は、中国語と英語で日本語はありません。
かなり詳細な解説で、これだけを拾ってゆくとガイドブックが出来上がります。
この程度の解説は各所にあります。
日本語はありませんが、漢字なのであり程度は判ります。
更に下って遊歩道があり、滝壷の近くまで行けます。
この遊歩道は、展望台や道路からは見えず、景色を邪魔していません。
若日朗旅遊服務中心(観光客センター)

九寨溝の中心部にある、若日朗旅遊服務中心(観光客センター)です。
ここには、レストランとバザールがあります。
レストランは、1000名は入れそうな大きなもので、バイキング方式です。
若日朗旅遊服務中心土産物市場・バザール

1階には大きな観光客向けの土産物市場・バザールがあります。
天井には、色とりどりの傘が引っ掛けられていました。
観光客向けの土産物が所狭しと並んでいます。
一通りのものは揃います。
値段は高めです、必ず値引き交渉をしましょう。

五花海・盆景灘バス停標識

写真で見られるようなバス停の標識が要所に配置されいます。
個人の場合は、乗り降り自由なバスのチケットを購入し利用します。
現在が黄色で、他のバス停も表示されています。
全体の中で何処にいるのかが判ります。
上が五花海、下が盆景灘です。
長海の貸衣装屋

則査窪溝の最奥に一番大きな湖・長海があります。
バスの終点になっていて、降りたところが高みの展望台になっています。
展望台からは、湖全体が見渡せます。
濃青の水面に周囲の山、雲が映って湖面に複雑な模様を描いています。
また、展望台からは湖面近くまで降りる事が出来ます。
今回は、時間が足りなく、降りていません。
対岸の山は、岩山で崩壊が見られますが、現在は安定しているようです。
写真の貸衣装屋は、チャン族の女性で、衣裳を付け写真を撮ることが出来ます。
五彩池の歩道

長海から少し下った所に五彩池があります。
小さな池ですが湖水の色の変化が大きいといわれています。
大きさの割りに水深があり、周囲の山、木々の緑を映しているからでしょうか。
バスを降りると深い森林で湖面は見えません。
この深い緑を抜けるといきなり湖面が目に入ります。
遊歩道が、湖岸の石の上、水面と植生の間に立ち、湖面半分を巡ります。
湖面を見ていると視界には歩道が入らず上手に作ってあります。
当日は、渇水状態で、満水時には更に綺麗だと、言われました。
湖面を抜けると、また深い森に入ります。
森の中から振り返って撮影しました。
老虎海の魚

幾つかの湖には、魚が見られました。
全て同一の種で、といいます、形態から言ってウグイの仲間のようです。
水の色から鉱物が溶けていると思われ、一種類の魚しか棲めないようです。
標高から、イワナかアマゴの領域かと思われますが、見かけませんでした。
上高地のイワナのように人を恐れず悠々と泳いでいます。
成都のガイドの話だと、別にこの辺りは、冷水魚という魚がいるそうです。
現在は、数が少なく、保護され禁漁となっているそうです。
これが、イワナかもしれません。
老虎海の標識

標識の台座には、標高2298mと読めます。
御覧のように中国語と英語(老虎海=Tiger Lake)で標記されています。

老虎海の案内板

老虎海の道路脇、遊歩道に付いている案内板です。
同一のデザインで、各見どころには必ずあります。
全体の中での位置関係が把握できます。
中央左(西)に道路、中央に湖沼群、右側(東)に全体を繋ぐ歩道があります。
方位も正確で、上が北になります。
赤丸が現在位置、オレンジ色の四角がビューポイント、緑の四角がトイレです。
この案内板をこまめに撮っておくと写真の位置関係が判ります。
老虎海の上(北)が樹正瀑布です。
更にその上に道路を挟んで樹正塞があります。
古い水車小屋

老虎海を抜けると樹正瀑布、それが終わると川幅が広がり樹正群海となります。
川幅一杯、棚田状に小さな池が連なり、潅木の間を激流となって下ります。
流れの左岸に古くから使われた水車とそれを覆う小屋があります。
古くは、粉挽きやマニ車の動力として使われていました。
現在は、土産物店として賑わっています、また観光用のマニ車があります。
小屋の脇から川を横断する木橋がかかり対岸の歩道に渡る事が出来ます。
この木橋からは、川の奔流を正面から捉える事が出来ます。
川を渡る木橋は、ここと珍珠灘の下流の2箇所だけです。
珍珠灘の下流の木橋は、珍珠灘瀑布の上、滝の落ち口となります。

パゴダとマニ車

水車小屋の脇にはトイレがあり、木陰があるので休憩できます。
ここから急な階段を上がるとバス道路に戻ります。
バス道路を挟んで、その上に樹正寨があります。
入口には、観光用のパゴダとマニ車が幟に囲まれています。
盆景灘石碑

樹正塞から暫らく行くと火花海となり、最後の見所が盆景灘となります。
火花海は、湖面から火花が散るように見えるから名付けられたと言われます。
盆景灘は更に川幅が広がり、穏やかな水が表面を流れます。
間にある潅木の塊が盆栽を連ねたように見えます。
盆景灘の石碑の辺りは広いテラスになり、若い人達が記念写真を撮っていました。

参考書 地球の歩き方「雲南・四川・貴州と少数民族」(ダイヤモンド社刊)に詳しい。
ホームページ 日本語のものは意外と少ない、Googleで検索すると1860件あった(2004年9月23日現在。)

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