緑の協力・掛川隊訪中団に参加
1998年7月18日(土)

藤枝=(車)=掛川=(バス)=名古屋=(中国西北航空・A300-600R)=上海=(中国西北航空・A300-600R)=西安(泊)

    名古屋から上海を経由して西安まで
 名古屋空港は、3連休の初日で、国内線、国際線ともに混雑がひどくて搭乗手続きに時間がかかる。
結局名古屋からの出発が1時間ほど遅れる。
キャンプの携帯用ガスボンベは持ち込めない、X線の検査で引っかかる。
 名古屋空港を離陸後一路西に向かう。上海まで1200キロ余り。
京都、大阪の上空、瀬戸内海を通って九州から東シナ海に出る。
所々気流が悪いところがあり少し揺れるが、全体的には快適に飛行する。
途中でJALの747とすれ違う。来た、と思う間もなく行ってしまう。
海から直ぐに上海上空、上空の待機とかはなく真っ直ぐに滑走路に向かい、そのまま着陸。
上海空港は、見通しが効かず遠くが見えないが畑の真ん中にあるようだ。
 上海空港は雨。中国国際航空、日本航空、スイスエア、ルフトハンザ、
エアフランスの747とかがいる。

同じ飛行機でも上海から国際線から国内線扱いになる。
乗り継ぎ用のチケットを受け取りターミナルに入る。
上海で入国手続きをとる、中国側は、健康申告書も受け取らずに問題なく通過する。
まず、ターミナルで両替に行く、しかし、入国手続きが済んだのに両替が出来ない。
地図を欲しかったが、買い物も出来ないので店を冷やかしただけ、再度同じ機体に乗り込む。
 西安まで1000キロ、上海では、乗客の一部が入れ替わる。機体の後部ががら空きになる。
離陸後、ベルト着用のサインが消えると、後ろの座席に移り、窓際に陣取る。
地面の緑が少なくなり、裸の土地が目立つようになると西安に到着。窓際の席をそのまま確保。
西安空港は晴れ、国際空港と言いながら中国西北航空の飛行機しか見えない。
西安空港は、西安市の隣の咸陽市の郊外に有り上海空港同様に、こちらも畑の中にある。

    西安空港で現地ガイドの魏莉さんが登場する。
 後ろの座席だったので降りるときには最後尾になる。
Tu154Mとかの飛行機の写真を撮りながら行く。
乗客が二組に分かれて行く、左側に隊長の姿があり数人が固まっている。そちらに付く。
建物に入ると、あれ、先発の組がいない、荷物もこない。
しかし、みんな上海から一緒だった美人がいるので良いだろうと勝手に納得している。
そのうちに上海から乗った人達は、荷物を受け取って行ってしまう。
チケットを見せて、色々の人に聞いてみるが、日本語、英語の判るスタッフがいなくて良く判らない。
どうも二つに別れてしまったようだ。8人が迷子になる。動き回らずに落ち着くのを待つ。
到着した人たちが出て行き我々だけとなる。隊長が建物の外に出て様子を見に行く。
 そこに、魏莉さんが日傘を差して汗を拭き拭き登場する。
『皆さん、こっちですよ、荷物も着いています。』
油井さん外全員がいる、荷物も受け取って有る。これで無事に全員揃って合流する。
間違いは、西安空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルが別建物となっている。
また、同じ機体でも名古屋からのものと上海からのものでは、便名が違う。注意点です。
    咸陽博物館に行く。
 西安空港は西安から50キロ離れていて、咸陽市にある。
咸陽博物館に行く。今日泊まるホテルは、空港前のホテルとのこと。
みんな、『ホテルに一旦チェックインをして荷物を軽くして出かけようよ。』
魏莉、『駄目よ、ホテルに入ったらみんな出てくるのが嫌になってしまうから直行します。』

と言うわけで咸陽博物館に行く。あんまり良く覚えていないけど小さな兵馬傭があった。
建物が中国風で(当たり前)中国に来たんだなあと妙に納得。特に入口の門が良い。
建物が幾つかあってその1つ、1つにおばさんが一人づつ、扇風機が一つづつある。トイレが有料。
 咸陽博物館前の街角風景が良い。郊外から門の正面に向かって1本の道が入って来る。
この道の両側が並木になっていて、とても雰囲気が良い、ここを荷車が通る、待望のオート三輪車がくる。
中国ではオート三輪車が現役とは聞いていたが本当にバタ、バタと2サイクルのエンジンを響かせて通り過ぎる。

公安のパトカーのお兄さんは、隣の席に彼女を乗せてパトロールに出かける。
土産物屋もあるが中国元がないので無駄遣いをしなくて丁度良い。
博物館を見学後ホテルに戻る。ここでもまだ両替が出来ない。
夕食は、定番の中華料理。ホテルの開業記念と言うことでケーキのプレゼントがあった。
この頃になるとメンバーも打ち解けて話も弾むようになる。

    西安空港の近くの露天の屋台に行く。
 夕食後ホテルの前、夕涼みという雰囲気でいくつかのグループになって話が弾んでいる。
晴れているはずなのに見上げる空には星は殆ど見えない。
ここ西安も大気汚染がすすんでいるようだ。
昼間の暑さが外にある石の椅子に残っている、座るとお尻が熱い。
 いよいよ夜の町に探検に出る。空港の近くに夜、屋台が出るところがあるという。

N氏こういう所に行かなくては本当の中国は解らないよ。のお誘いに乗る。
ここでも莉さんの登場、なにせ両替が出来ずに文無しの皆なので応援を頼む。
知らないところは危ない、私が行きます。の力強いお言葉に従って数人で出かける。
まず酒屋に入る、紹興酒みたいに色の着いたものは、南のお酒。
ここ、西安まで来ると白い透明なお酒になる。(莉さんの解説)
 土産物屋が数軒あって公安の事務所がある。それを過ぎて右に入るとあった。
割と広い道路で両側の歩道に屋台が一杯出ている。ホテルの近くの雰囲気とは全く違う。
本当の庶民の生活の雰囲気に満ち溢れている。
仕事の終わった人たち、西南航空の飛行機のパイロット達、スチュワーデス達、そのカップル。
昔は日本にもあった、リヤカーを引いた屋台が道に溢れていた。
 一通り歩いて止まるとすかさずテーブルと人数分の椅子が並べられる。流石に手際が良い。
腰を落ちつける、メニューは、田螺の炒めたもの、焼き肉、西瓜、ビール、アルコールそのもののお酒。
田螺のような巻貝が水に浸かっている。
生とか、茹でたのは危ないが、炒めて焼いてあるので大丈夫だろうと頼む。
田螺を焼いている鍋に火が入って大きな炎を上げる、とっても雰囲気がある。
焼き肉は、細い鉄線に串刺しにして焼いている、歯ごたえがあって美味しかった。
何の肉だったのだろう。
西瓜は、こちらのものは、細長いのだ。なかなか美味しい。
ビールは、冷やしてなくてぬるい、が慣れてきた。お酒は白い透明なお酒で強い、まるでアルコールそのものだ。
 屋台のお兄さん達を入れて写真を撮ろうと誘うが恥ずかしがって入ってこない。
飲んで、食べてホテルに戻る、特に若い二人のメンバーは楽しかったようだ。
ホテルの前庭にはもう人影はなく、皆部屋に引き上げたようだ。明日も朝が早い、ロビーで解散する。

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