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八高山

八高山1994.10.8伐採地から振り返る

1.概要

(標高832.1メートル)2万5千分の一地形図、八高山

2.山行記・1994年10月8日

(1)大井川鉄道の急行は福用駅に止まらない。
(2)福用に白光神社がある。
(3)いきなり尾根に取り付き、林の中をジグザグを切る急登となる。
(4)林を抜けると茶畑となる、北東が開ける、ここまでで30分、小休止。
(5)目前にこれから登る尾根が見上げられる。
(6)松、ススキの道となる、林を抜けて、一旦左側南東が開ける。
杉林に入り尾根を登りきる。ここまでで1時間。
(7)尾根の右側を巻く、緩やかに巻いて行き、余り使われていない林道の終点に出る。
(8)途中に福用へのもう一本の道を分ける。
(9)暫く林道を行く、左に  峠の道を分ける。

(10)トラックのエンジン音、クレーンの音が聞こえる、馬王平に飛び出す。集材をしている。
林道が四方に延びている。左前方に出ているのは掛川方面に下る。
右手前方に山腹を巻いているのは大垂の滝方面に延びている。
左手に戻るように更に一本ある。ここまでで1時間30分。
(11)八高山には正面の山腹に取り付く、途中に一つコブがある。
杉林の薄暗い中を急登する。右手に小さなほこらがある。姫沙羅が一本。
(12)SBSの反射板がある。馬王平から30分。

(13)更に20分程で白光神社にいたる。鳥居と小さなふた棟の社がある。
(14)神社の右手を数分で八高山の頂上につく。登りはじめて2時間30分。
(15)東面と西面がわずかに覗く、晴れていれば富士山が見えそうだ。
家山が尾根を隔てて見える。SLの音が聞こえる。
(16)馬王平まで戻る、林道をしばらく行き、右手に登る道を見つける。
登ると旧道で3本の杉の根元に小さな祠がある。真っ暗な杉林にはいる。
(17)余り踏まれていない径を急激に下がり林道に飛び出す、
馬王平から左下に戻るようにあった林道と思われる。

(18)杉の若木とススキのブッシュの中に入る。時々道を見失うが尾根を忠実に辿る。
最後の上りとなり、登りきると伐採地に出る。西面が開ける。北側には八高山が高い。
(19)小さなピークを越えて、暫く薮こぎがあり左に折れ、ほんの数メートル登り、杉の林を下り峠に来る。
(20)峠には東側(左側)に茶畑があり、西側(右側)は杉林で、余り使われていない林道がきて峠を越えている。

左に道をとり福用目指して下る、途中すぐに杉林の中ショートカットする道があるが分かりにくい。
立ち枯木が左に見えたら行き過ぎだ。
(21)急激に下り沢に出る、沢水が流れている。
(22)小さな沢を渡り、舗装された狭い農道に出てブラブラと下る、途中の火薬庫はなくなった。
(23)神社を過ぎ、国道に出て左に折れ、ガソリンスタンドの前を通り、暫くで福用駅に戻る。

(24)全体的の印象は、植林された杉林が多く植生は貧弱だ。頂上付近には広葉樹が見られる。
白光神社の辺りの杉は天然かも知れない、かなり大きな木がある。
(25)目撃した蝶は、
 イ、クロコノマ。  ロ、アサギマダラ。  ハ、アカタテハ。  ニ、キチョウ位。
(26)茶畑が点在し、放置された所も多い。
(27)馬王平から上には、かつての名残か姫沙羅(ヒメシャラ)も見られる。大きなツガも見える。
(28)峠までは、一部に伐採地もあるが全体に杉の植林だ。

(29)展望は、
 イ、福用から最初に登りきった所の茶畑から小さな沢筋を隔てて東北側が開ける、
しかし、北側は尾根に遮られて見えない。
 ロ、尾根に出る前伐採後の植林地から、左、南東が開ける。
 ハ、馬王平から南西が開ける、遠州方面が見える。
 ニ、八高山の頂上から、北東(南アルプスが見えるはずだが今日は見えない。)、
西側(遠州方面、三河方面が見えるはず。)が開ける。
ホ、峠に向かう途中林道とクロスし最後の上りとなる、ピーク直下が伐採地で西側が開ける。
振り返ると八高山が大きく迫る(上の写真)。遠くに林道が走り、沢筋を伐採後の廃材が埋める。

3.参考タイム

 藤枝(8:10)=金谷(8:22−9:10)−福用(9:30)−茶畑上部(10:00)−馬王平(11:00)−
マイクロウェーブアンテナ(11:30)−八高山頂上(12:00-13:00)
−馬王平(13:30)−峠(15:00)−福用駅(15:30−16:02)=金谷(16:25−16:35)=藤枝(16:55)

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