The Room of Naturalist山案内・Yaman大井川中流域の山

山犬の段から板取山


山犬の段1992.2.15小屋が古いままだ

1.概要

榛原川の源流にあり、大札山、蕎麦粒山、天水とともに源頭を構成している。
2月の厳冬期に山犬の段から往復しています。
稜線は、寒さは厳しいが、踏み跡がしっかりしていて危険はありません。
危険の度合いで言えば、林道の凍結の方が恐い。

標高1512.9m2万5千分の一地形図蕎麦粒山

2.山行記・1992年2月15日(土)晴れ、曇り

アプローチ
稜線林道は大札山、蕎麦粒山のコルまでは雪がない。
コルから山犬の段までの途中、林道が2、3ケ所壊れていて車では、通れない。
林道に雪は少ないが凍結していて危険がいっぱい。所々蒼氷となっていて恐い、特に下りは危険。
パッジェロの低速、四輪駆動、スノータイヤでやっと通れる。
大札山には、林道に雪も無く、楽々登れると思われる。
尾呂久保にウッドハウス”おろくぼ”ができている。
全体的に思ったより雪は少ない、広河原峠までは踏んでいる。
林道が崩壊して通れないので、道路脇の安全なところに車を置いて山犬の段まで歩く。
山犬の段では、大無間山、朝日岳、前黒法師岳、不動岳、丸盆岳、黒法師岳、バラ谷山、の展望良好。
風がやや強い。
南アルプス主稜は遠く、赤石岳、聖岳がやっと見える。

山犬の段から広河原峠
山犬の段から東に踏み跡の入る、すぐ右手に静岡大学の立派な小屋がある。
八丁段には登らずに、捲く。北向きの斜面なのでずっと雪道となる。
笹の繁る広河原峠に出るここは、雪もなく、風も当たらず暖かい。
小休止する、ここまで山犬の段から1時間。

広河原峠から板取山
広河原峠から登り30分で板取山頂上に着く。
頂上は、東側が切り開かれていて、大無間山、前黒法師岳、朝日岳がよく見える板取山の頂上は風が当たり冷たい。
休憩後13:00時となったので、引き返す。寒いので早々に退散する。
広河原峠まで戻り、風の当たらない所で、遅い昼食にする。
山犬の段まで往路を戻る。
下りは道路が凍っていて恐い。みんな車から降りて歩く。運転手は降りられないぞ。
雪が深かったのでスパッツは必需品。歩くところでは氷はないのアイゼンはいらない。

なお、もっと以前に榛原川から登ったことがあります。
その時の記録を捜していますが見つかりません、出てきたら報告します。
現在は、榛原川方面の林道が、かなり奥まで入っています。
従ってこの辺の確認もありますの改めて登ってみたいものです。

3.参考タイム

藤枝(5:50)=静岡(6:45-7:20)=林道終点(10:00)--山犬の段(11:00)--広河原峠(12:00)--
板取山(12:30-13:00)--広河原峠(13:30-14:00・昼食)--山犬の段(15:00)--林道終点 (16:00)=静岡(18:00)=藤枝(19:00)

板取山

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