The Room of Naturalist道しるべ・駿河の山

源氏山

池の茶屋分岐から見た間の岳・北岳

1.概要

源氏山。標高1827m、2万5千分の1地形図・奈良田、鰍沢

2.山行記

1997年12月6日(土)天候晴れ。

アプローチ
 先月行った大峠山の隣の山、源氏山に行く。
 ここ2、3日冬型の天気配置が続き、日曜日は天候が崩れるとのこと。
天候が変化する前の今日がチャンス。
朝の白根三山を狙って、国道52号線を鰍沢まで行き左折、平林を目指す。
平林で日の出になってしまう、富士山を狙って撮る。
 櫛形林道にはいる。道路脇では富士山からの日の出をねっらていたカメラマンの姿が多い。
池の茶屋分岐の手前の岩場からしみ出る水場は今日は出ている。
池の茶屋分岐の辺りは、道路舗装工事、遊歩道整備の工事が進行中だ。
 櫛形方面に入る、やったあ、眼前に白根三山が展開する。朝日を浴びて白銀が輝いている。
また、右側には、甲斐駒が頭を覗かせる。
70ミリで三山一杯、ズームアップして北岳と画角を変えて撮影。
 左に行き源氏山登山道入口の看板のあるところに車を止める。
暫く行くと悪沢岳・赤石岳が見える。
朝の撮影を終え、車に戻って休憩し、改めて先日は省略した源氏山に登る。

源氏山登山道入口から大峠分岐
 身支度を整えて、山道にはいる。少しだけ雪が残っている。
小さなガレ、水場、ちょっと危険なガレを過ぎ、分岐を左に行き、大峠分岐に来る。
小休止。
源氏山へは、道を左にとって、カラマツの樹間から透けて見える富士山を正面にして下って行く。

大峠分岐から源氏山
途中、十谷から来たという中年の人に会う、是非、大峠山を回るように勧めて別れる。
 下りきった所に小屋の残骸があり、足馴峠。
左に行くと出頂小屋跡を経由して十谷方面へ下る道が、山の斜面を捲いている。
明るく暖かい尾根を暫く行き、源氏山への最後の登りにかかる。
針葉樹の黒木が多くなり倒木を跨ぐようになると頂上となる。

源氏山山頂
 頂上は、ほとんどが針葉樹で白樺の木を交える、見通しは効かない。
標識が1枚ある。また、真新しい山梨の百名山の杭が似つかわしくない静かなところだ。
日が当たる場所を探して早めの昼食をとり同じ道を戻る。
 先日の大峠山とは違って、4人しか登山者が無く静かな日でした。
帰りには、日没まで粘って夕日でピンクに染まる富士山を撮影して帰る。
不思議と夕景を狙うカメラマンは、ゼロ。
 これからこの林道は、冬の通行止めとなり、撮影に入ることは出来ない。

3.参考タイム

 登山道入口(8:50)-水場分岐(9:15)-大峠山分岐(9:45-50)-源氏山分岐(10:10)
-源氏山(10:25)-大峠山分岐(11:30)-水場(12:00)-登山道入口(12:30)

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