The Room of Naturalist道しるべ・駿河の山瀬戸川流域の山

菩提山

瀬戸川上流の菩提山(笠張山より)

1.概要

 藤枝市の北側、島田市との境界にあり、瀬戸の谷川と伊久美川の分水嶺。
標高700メートルクラスで、冬の日溜り1日ハイキングの好適地。
麓まで車で行って、回遊コースが設定できる。
但し、現在は、林道工事が進んでいて当時とは、若干の違いがあるかも知れない。

 標高677.3m 1:25,000地形図、伊久美

2.山行記

1992年12月5日、天候、曇り。単独行。

上滝沢から桧峠まで
 自宅を出て、上滝沢に車を置く。
桧峠まで、県道の舗装道路を歩く。所要時間は、約1時間。
両側は茶畑で、初めは、沢ぞいに平らな道を行く。
右側に滝沢ヤマメの里と言う梅林がある。
続いて、右に別れる道がある、入口に堆肥の倉庫があり、奥には豚舎がある。
両側が茶畑になり、傾斜が急になり、つづら折れの道となる。
 登りついて、Tの字に道が別れる、左は椿山。右へ行く、直ぐに桧峠。
数軒の農家があり、お茶が栽培されている。

桧峠から菩提山
平らなほうの農道を行く、右手に建設途中の別荘がある。
 道が細くなったところで、直角に曲がり、山道に入る。(ここは、要注意。)
杉の林に入る、所々に植林されているが、雑木の林も多く、秋には紅葉が見られと思われる。
一度ちょっとした平らがあり、南側の展望が開ける。ここまでで、峠から30分。
再び林に入り、大体稜線伝いに行く。途中に三角点があるがここは、通らない。
 最後にほんの少し登りがあり、小さな祠がある頂上につく。
途中は、要所に指導標があるが、作業道が多いので気を付けなければいけない。
木の間ごしに、四方とも見えるが、今日はあいにく曇ってきてしまい、見通しが効かない。
11時20分、少し早いが昼食にする。

菩提山から滝の谷峠
 30分ほどで切り上げて、滝の谷峠に向かって下りにかかる。
急な下りで、滑り易いので気を付けたい。
熊笹が出てくる、一度だけ伐採地に出て、北側が開ける。
笹のトンネルのようなところもある、植物の種類が多い。
 新しい林道に飛び出る。滝の谷より上がってきている。ガッカリだ。
右に林道をトラバースする、左手に笠張山、高尾山が見える。
車の通りが多いようで、路面が堅い。

滝の谷峠から滝沢
 林道が大きく左にカーブするところで、さらに新しい林道が真っすぐに南側に出来ている。
左へ行くと滝の谷に下るので、新しい林道に入る。
暫く行くと、犬を連れた二人のハンターに出会う。滝沢に行く道を訊ねる。
林道が下がったところで、道に水が溜っている所がある、
そこでブッシュをくぐると、古い道がありそれが滝沢に続いている。
すぐに、左に行く道があるが、それは滝の谷に行くので、ダメで右に行くこと。と教わる。
言われた通りに分岐がありそれを右にとって雑木林を下る。
暫く下ると、尾根の外れに出る、伐採されていて、南側が開ける。
下に茶畑、右の奥に豚舎が見える。先が見えたので日溜りで休憩する。
さらに、急な斜面を下る、途中で数株の春蘭を見付ける。
茶畑の一番上部に付く。右に道をとり、舗装された農道を下る。
豚舎からの道と一緒になり、朝の道にたどりつき車に戻る。
これで、桧峠から菩提山の回遊コースが完成する。

3.参考タイム

藤枝(8:40)=上滝沢(9:20)--桧峠(10:20)--菩提山(11:20〜11:45)
--林道(12:00〜12:30)--上滝沢(13:30)=藤枝(14:10)

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